シマノ・バイカーズフェスティバル

バイカーズビレッジ

バイカーズビレッジ

表彰も休憩も大きな日陰の下で
くつろぎのスペースとブースエリアが大賑わい

今年のメイン会場では、センターゲレンデ下にバイカーズビレッジを新設。強い日差しをさえぎる大きなテントが並んだ日陰スペースの下に表彰ステージを設置し、表彰される選手にも応援する方々にも快適に表彰式を楽しんでいただきました。表彰がない時間は、ファミリーを中心にくつろぎのスペースとなりました。また、バイカーズビレッジに設置した大型LEDビジョンでは、映し出される臨場感あふれるレース実況や、MCの絹代さんによる会場内の見どころ案内などに見入っている方もおられました。

さらにテントのすぐ下から通路を挟むように試乗車ブースが並び、お祭り会場のような賑やかな雰囲気に。最新モデルの試乗車を借りて、試乗コースに繰り出す人もいれば、メーカー担当者に最新モデルの詳細を熱心に質問する姿もありました。
出展社PRブースの端には、シマノ自転車博物館によるMTBの歴史を展示したテントがあり、MTB草創期に生まれた歴代のモデルが披露されました。エキシビションレースに出場した塚本岳さん、柳原康弘さんが乗った当時のバイクの展示もあり、多くの方が足を止め歴史を細部までチェックされていました。
MTBの今と昔を同時に体感できるバイカーズビレッジは、31回の歴史を誇るシマノバイカーズフェスティバルらしさが存分に表現されたエリアとなりました。






MTBの歴史展示

遊びから生まれたMTBがレース機材へ
40年以上にわたる進化の軌跡をたどる

世界初のMTBが量産されてから約40年の歳月が流れました。サスペンションがなかった時代から、専用コンポーネントが生まれ、フレームはクロモリからアルミ、カーボンへと移り変わりました。そんな歴史を証明する当時のMTBを展示。
「マウンテンバイクの始まり」を象徴するトム・リッチーのクロモリバイクには、シマノが開発した初のMTB専用コンポーネント「DEORE」を搭載。リアディレイラーには、鹿のマークが刻印され、チェーンリングには、比円形のバイオペースが搭載されています。
「この時代のMTBを初めて見るという方が多かったですね。これが、一番注目されていました」とブース担当者。

さらに1990年にはアメリカ・コロラド州で初となるUCI公認の世界選手権が開かれるなど、80年代後半から90年代にかけてはMTBレースが盛んに行なわれるようになりました。そんな時代に人気を誇ったYETIのバイクも展示。これは当時主流だった軽量のアルミフレーム&フォークで、リアセンター間を短く設計。旋回性に優れ数々の勝者を生み出した名車です。当時は、まだビンディングペダルがなく、トゥクリップとストラップでシューズを固定して走っていた時代です。

1990年代から2000年にかけては、MTB機材が急激に進化を遂げました。フルサスペンションのアルミフレームが登場し、ダウンヒルシーンは一気に盛り上がりを見せました。展示車には、シマノが開発した、圧縮した空気で変速する「SHIMANO AIRLINES」を搭載。ブースには、実働するデモ機の展示もありました。実は本大会メイン会場の富士見パノラマリゾートがMTBパークとしてオープンしたのも90年代。今を走るライダーの目に、MTBの変遷はどう映ったのでしょうか?
今回の展示物(塚本さん、柳原さんの自転車を除く)は、大阪府堺市にある「シマノ自転車博物館」に所蔵されています。博物館には、さらにたくさんの歴史的なMTBも展示されています。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。

〈シマノ自転車博物館〉





大型LEDビジョン

大型LEDビジョンに映し出されるプロレースのような中継に
選手や家族、仲間が熱い視線を送った

今大会初の試みとして、バイカーズビレッジに大型LEDビジョンを設置いたしました。レースが始まると5台以上のカメラが映し出すライブ中継映像が流れました。とりわけコース内で全行程を見ることが難しいDHレースの中継では、多くの選手やギャラリーが大型ビジョンを熱く見つめていました。さらに2日目には、前日のレースの録画も放映。
「ちょうど、娘が走るシーンだったので、スマホで録画しながら観ました。ワールドカップ中継みたいで、すごいですね。記念になります」と話す方も。レース中継の際には順位やタイム、名前やチーム名もテロップで入り、映し出された選手たちは、まるでプロレーサーになったような気分を味わえたようです。
レースの合間には、MCの絹代さんが会場内のバイカーズマルシェや6Wheel&Campingゾーンを歩き、各ブースで見どころを聞きながらの実況中継も。マルシェで売れている人気商品の情報なども紹介されました。 また、大型ビジョンの下にシマノバイカーズのロゴがあったためでしょうか、ビジョンを背景に記念撮影をする人を多く見かけました。






表彰ステージ

戦いを終えたヒーロー・ヒロインたちに大きな拍手 多くのギャラリーが集まった表彰ステージ

ゲレンデ下に位置するバイカーズビレッジの中央に設置された大型テント。今大会では、そのテントの下に表彰ステージをご用意いたしました。一段高いステージの上には、さらに1~3位までの表彰台を設置。ゲレンデの斜面を利用した配置となるため、テントの後方にいる方からも、しっかりと表彰ステージを見ることができました。
各レースで活躍した3位までの入賞者が、表彰セレモニーでこの表彰台に登壇。大きな拍手のなか、至福の時を味わっていました。
表彰式では、MCからの質問もあり、チームメイトに励まされながら勝因を語るなど、笑顔で対応する選手たちの表情が輝きました。さらに優勝者には栄光のチャンピオンジャージが、3位までの方には記念のカップが手渡され、続いてフォトセッションタイムへ。今回も、表彰式の様子がプリントされたクリアファイルを富士フイルムビジネスイノベーションジャパン様より数分後にプレゼントというフォトプリントサービスもありました。
晴天に恵まれた2日間、大きな日陰の下で表彰式を行なうことで、入賞者もギャラリーも強い日差しを浴びることなく、快適にセレモニーを楽しんでいただきました。





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